大阪府が能登半島地震の被災地の子供たちを「万博や大阪観光に無料招待」する事業について、寄付が目標の約6倍に当たるおよそ1億7000万円集まり、想定していた5倍以上である840人を招待することになりました。
■奥能登地域の小学5~6年生と中学生保護者を無料招待
この事業では、石川県輪島市・珠洲市・穴水町・能登町の小学5~6年生と中学生、そしてその保護者を対象に、希望者を募ります。
2泊3日のツアー形式で、万博の会場、大阪の観光スポットを訪れてもらう想定で、宿泊費や交通費などは無料です。
大阪府では当初、寄付額は3000万円を目標とし、160人の招待を想定していました。
■寄付金が当初目標の「約6倍・1.7億円」に 当初想定の約5倍・840人程度招待へ
きょう=21日の記者会見で吉村知事は、この事業への寄付額が20日時点でおよそ1億7000万円に達していることを明かし、すでに当選した321人に加えて、二次募集として、520人程度を招待すると述べました。
これによって当初想定されていた、160人からおよそ5倍の840人程度が招待されることになります。
【大阪府 吉村知事】「寄付額が約1億7000万円となりました。これは当初、目標3000万円の目標で始めた事業ですから、もう約6倍のご寄附をいただいたということになります。改めて感謝を申し上げます」