去年、石巻港に係留していた貨物船で作業員2人が死傷した事故で、5月20日、現場の監督者など2人が書類送検されました。
この事故は去年5月、石巻港に係留していた貨物船の倉庫内で、バイオマス発電の燃料などに使われるパームヤシ殻を積み込んでいた作業員2人が酸欠状態で倒れ、うち57歳の男性が死亡したものです。
石巻海上保安署が事故について調べを進めたところ、現場の監督者など2人が作業員に酸素濃度を測定させていなかったことなどが分かったということです。
これらの状況を受けて、石巻海上保安署は20日、現場の監督者など2人を業務上過失致死傷の疑いで書類送検しました。
2人は容疑を認めているということです。