秋田県の鈴木知事が就任してから初めての誘致企業として、風力発電事業などを手がける大阪の企業が認定されました。秋田市に事務所を構え、風車資材の輸送や据え付け工事を担うほか人材育成を目指します。

県庁で20日に行われた立地協定の締結式には、鈴木知事と秋田市の沼谷純市長、大阪に本社を置くアチハの阿知波孝明社長が出席し、協定書に署名を交わしました。

アチハは全国で風力発電関連事業を展開していて、事業の企画と風車建設のほか運用後のメンテナンスなどを手掛けています。

アチハは10年ほど前から県内の風車の建設工事やメンテナンスなどに携わっています。

近年は、能代市に現場事務所を置いていましたが、新たに県の誘致企業として秋田市飯島に事務所を設けます。

事務所には、作業員が国際基準を満たした安全訓練が受けられる施設も整備する方針です。

締結式で鈴木知事は県内の雇用創出に期待を寄せ、「秋田県に対する経済波及効果、そして秋田の若者に魅力的な雇用をつくってもらえる。さらには県外・国外から多様な人材が秋田に居を移して活動してもらえる。秋田にとって大変、大きな効果がこれから期待できると思っている」と話しました。

事業開始は10月の予定で、従業員7人でスタートし、将来的には12人まで増やす計画です。

秋田テレビ
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