約5年ごとに行われている「県民健康・栄養調査」によりますと、2022年は20歳以上の秋田県民1人1日あたりの食塩摂取量が10.1グラムでした。
年々減少しているものの全国平均よりも1グラム以上多い結果です。
塩分の取りすぎは高血圧や心臓病・脳卒中などにつながる恐れがあり、健康維持のためには、なるべく塩分をおさえた食事を心がける必要があります。
大手コンビニエンスストアは、県産食材を活用し、健康に配慮した商品の販売を始めることになり、担当者が鈴木知事においしさをPRしました。
塩分控えめを目指す食生活の味方となるかもしれません。
20日に秋田県庁を訪れたのは、セブン-イレブンの商品開発の担当者や県内店舗のオーナーです。
セブン-イレブンは、県産品の新たな魅力を発掘し、県の内外に広めようと「あきたびじょん応援フェア」と名付けた限定商品を販売します。
それが「いぶりがっこ」や県内の酒蔵の「こうじ」などを使った7品です。
秋田県民の課題の一つである「塩分の取りすぎ」を見直そうと、一部の商品は、だしのうまみを強くするなどして通常の商品より20パーセントほど塩分をカットしているということです。
商品の一つ「鶏だし香る鶏めしおむすび」は、うまみの強いしょうゆと、鶏肉のだしを使うことで、おいしく塩分量を抑えました。
鈴木知事も商品を試食しました。
塩分を控えめの「きりたんぽ風スープ御飯」を口に運ぶと鈴木知事は、「ばっちり東北の人の口に合うと思う。しっかり味が付いている」と太鼓判を押しました。
セブン-イレブン・ジャパン東北ゾーン 林賢司ゾーンマネジャー:
「7品目食べてもらい、減塩はもちろん秋田県の魅力を感じてほしい」
「あきたびじょん応援フェア」の商品は5月23日から6月5日まで、東北6県のセブン-イレブンで販売されます。