秋田県の鈴木知事と東北地方整備局長が今年度の国の事業について意見を交わしました。鈴木知事は建設現場の人手不足や高齢化を課題にあげ、人材確保に向けた国との連携を要望しました。

20日、県庁で開かれた懇談会では、東北地方整備局の西村拓局長が鈴木知事に今年度県内で行われる主な国の事業について説明しました。

このうち河川関係では363億円余りの予算が計上されました。
前の年度より約45億円増加しています。

主な事業は由利本荘市の鳥海ダムの整備で今年度、本体の掘削が始まるなど工事が本格化するということです。

また、東成瀬村で建設中の成瀬ダムは今年度、本体工事が完了する見込みで、今後ダムの管理所の設置など関連工事に取りかかります。すべての完成は再来年度の見込みです。

このほか2023年と2024年の大雨被害を受けた水害対策の河川工事について意見が交わされました。

鈴木知事は「度重なる大雨被害に対する迅速かつ丁寧な対応に感謝している」とした上で「工事に携わる人手の不足が深刻」などと話し、連携した人材確保を要望しました。

秋田テレビ
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