去年高知市の自宅で母親を殺害した罪に問われていた男に高知地方裁判所は懲役14年を言い渡しました。

殺人の罪で判決を受けたのは高知市十津の無職三谷聡被告(47)です。

判決によりますと三谷被告は、去年6月同居する母・田鶴子さん当時76歳の首をロープで絞め、首を包丁で複数回刺すなどして殺害しました。

5月20日の裁判で稲田康史裁判長は「就寝中の被害者がトイレへ行くために起きてくるのを待って犯行に及ぶなど相応の手はずを整えて犯行に臨んでおり、殺意は強固で確定的」と指摘。

被告のパーソナリティ障害については「善悪の判断能力に影響を及ぼすものではなく、自らの自由な意思決定で犯行を実行したもの」

「長年にわたって生活を支えてきた実の息子から突然に残忍な方法で命を奪われたもので被害者が受けた肉体的・精神的苦痛は相当に大きい」として懲役14年を言い渡しました。

高知さんさんテレビ
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