2024年に全国最年少町長が生まれた町で、ある変化が起きています。

埼玉・鳩山町民(70代)は「すごいですね、鳩山町が注目されているんじゃないか」と話します。

埼玉・鳩山町が4月に行った一般職の中途採用。
若干名の募集に対し、応募者は例年の約10倍となる70人。さらに、その内訳を見てみると…。

鳩山町・小川知也町長(29):
(応募者70人のうち)69名が町外の方。北は北海道から全国各地から応募が来たのがうれしい話。

2024年7月、全国最年少の28歳で町長に就任した小川町長。
オリエンタルランドに勤めていた経歴などが話題となり、就任後は町長自ら最年少を武器にPR活動を展開。
人材確保にも取り組んできたといいます。

鳩山町・小川知也町長(29):
昨今、中途採用をかけたとしても応募する方が少なかったので、そこは課題を感じていた。民間企業の方も受けやすい体制を整えていった。

3年前から中途採用を始めていたものの、2024年の応募者は1桁台。
今回、対象年齢を20代から35歳以下まで広げた他、筆記試験をオンラインで受けられるように変更。

さらに、職員の声を受け、庁舎内にキッズスペースを設けた他、財源を確保するため、ふるさと納税の返礼品の拡大にも乗り出しました。

中途採用の職員の応募者急増に町民は「すごいですね~。若い方が先頭に立ってやってるからじゃないですか」「知らなかった。住むにはいい町ですけども、それ以外に何が魅力なのか…」と話しました。

鳩山町は今後、さらに応募者数を増やしていきたい考えです。