日本維新の会が、2025年夏の参院選の目標を「6議席」としていることに対し、藤田文武前幹事長が20日の党の会合で「誰が決めたんですか!吉村さんの意向ですか?」と発言し、より高い目標を掲げるべきと執行部に直言する一幕があった。
藤田氏は、2024年の衆院選まで選対本部長も兼任していて、「維新の全国政党化」を目指し、選挙に強いとされる近畿地方以外にも、積極的に候補者を擁立してきた。
衆院本会議前に開かれた代議士会でマイクを握った藤田氏は、「比例で4~5議席と言われる。大阪は2議席ずっと死守してきたんでしょ。前原さんの地元の京都は落ちるんですか。東京はいいんですか。神奈川は現職がいますよ」と指摘。
その上で、「目標は野心的に掲げて、そこへ向かって結束するから皆がまとまる。誰が決めたんですか!吉村さんの意向ですか?高い目標であかんかっても、責めんかったらええじゃないですか。こんなことでは戦えません!」と、前に居並ぶ前原共同代表らに訴えた。
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