二酸化炭素の吸収量などをクレジットとしてやりとりする、国の『J-クレジット』で五木村と東京・文京区が協定を結びました。

五木村で開かれた協定締結式には、五木村の木下丈二村長と東京・文京区の成澤廣修区長、そして木村知事が参加しました。

文京区には肥後細川庭園や永青文庫があり、熊本県と縁が深く、2030年までに区役所の二酸化炭素の排出ゼロを目指しています。

今回、熊本県の支援を受けて、五木村が村有林約550ヘクタールで、二酸化炭素の吸収量などをクレジットとしてやりとりする、国の『J-クレジット』制度に申請。

8年間で約3万トン分のクレジットを新たに取得し、2025年度から年間500トン分を8年間、文京区へ販売することが決まりました。

売却によって村が得る収入は村の林業振興や森林整備に充てられる予定です。

【木村知事】
「森林整備を促進していくためにも、J-クレジットの制度を特にこの球磨川流域を中心に県内各地に広げていきたい」

木村知事は森林が持つ治水効果に着目し、今後、他の自治体でも『J-クレジット』制度を活用し、森林整備を促したいとしています。

テレビ熊本
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