17日は前線や低気圧の影響で、西日本から東日本を中心に広く雨や風の強い荒れた天気となりました。
「梅雨のはしり」の各地の様子です。
午後1時ごろの神奈川・横浜市内。
街を歩く人の傘が強い風でひっくり返っていました。
横浜市では雨に加えて強い風が吹き、午後4時前に最大瞬間風速21.2メートルを観測しました。
一方、東京・羽田空港では、滑走路を撮影しているカメラのレンズを雨がたたきつけ、辺りが見えにくくなっていました。
17日は九州から北海道の広い範囲で雨が降り、静岡市葵区井川では正午前までの1時間に38mmの激しい雨を観測。
5月としては観測史上最多の雨となっています。
そんなあいにくの雨の中、東京の駒沢公園では様々な麺料理を食べられるイベント「The 乾麺グランプリ」が開かれました。
来場者:
雨で大変だけど、めちゃくちゃおいしくて楽しいです。
「ちょっと辛いけど、おいしいです」と話す女の子が食べていたのは、サバの缶詰が入った「極旨ももから揚げと野菜たっぷり月花さばみそ煮コク旨カレーつけ麺(500円)」。
一方、前回総合グランプリに輝いたすき焼き風の豚肉などが乗った冷たいそば「絶品!玉子に乗った山盛り豚すきのあま旨そば(500円)」を食べた人は「すごくおいしいです。軟らかすぎず硬すぎずちょうどいい」「かなりの雨なので寒い。本当は暖かい時に食べたかった」と話していました。
午後になると風が強まり、のぼりを片付ける店や傘が壊れてしまった人もいました。
来場者:
悲しいです。そばを食べて風に負けないよう楽しみたいと思います。
一方、宮城・仙台市では雨の中、初夏の風物詩「青葉まつり」が開幕しました。
扇子を持った踊り子たちが披露したのは、仙台発祥の郷土芸能「すずめ踊り」です。
テンポの良さとはね踊る姿がスズメの姿に似ていることから、こう呼ばれることになったそうです。
初日の17日は、市内で営業している2つの百貨店によるすずめ踊り対決も行われました。
藤崎・すずめ連会長:
すごく闘争心で燃えました。
仙台三越・すずめ連会長:
コラボできたことが、すごくうれしく思います。
富山市では、壮大な引き合いで知られる「岩瀬曳山車祭」が始まりました。
法被姿の参加者が威勢のいい掛け声を響かせながら山車を引き、街中を練り歩きました。
山車は高さ約5メートル、商売繁盛や大漁などを祈願した判じ絵が飾られています。
午後10時過ぎからは11基の山車が激しくぶつかり合う引き合いが行われ、祭りはクライマックスを迎えます。