元経済産業省の官僚で慶大大学院教授の岸博幸氏(62)は17日、コメンテーターとして関西テレビの情報番組「ドっとコネクト」に出演し自ら、一部で報道された夏の参議院選挙での“出馬”報道について否定しました。

17日の生放送で岸氏は冒頭トークでMCの石井亮次氏から16日に一部の報道機関から出た出馬の可能性について「きのう新聞開いたら『(岸さん)参議院出るぞ、自民党から依頼されてると…もう内々にOKしてる』ぐらいの感じで書いてあった。でもそうなると7月の参院選ですから、もうこんな情報番組出れない…どうなんですか?」と問われると、岸さんは「だから(今)出てるのが全てです。現状(出馬は)ないです!」と強い口調で否定しました。さらに石井氏から「現状?現状ないは意味深ですよ?」とさらに問われると岸氏は「人間、絶対…とは言い切れませんから」とした上で、自身の病気について関連付けて次のように話しました。

(*岸氏は2023年に多発性骨髄腫を患っていることを公表し、2024年には自身の闘病経験や伝えたいことをまとめた『余命10年 多発性骨髄腫になって、やめたこと・始めたこと。』を執筆)

【 岸博幸氏 】
分かってほしいのは、私一応病人なんです。この病気2年経過しましたが、正直体力すごい落ちてますし、一応元気に何かをしてますけど体調がすごく悪い日もあるんですね。だからハードワークは耐えらんないなと自分で思ってますから…今の現時点で残り人生8年と考えて、8年をなんかハードワークで何かボロボロになるのがいいのか、自分が好きなことをやるのがいいのかと…どっちかの判断で(後者を選んだ)

と話したところで、国会議員の経験のある(衆議院議員1期)政治評論家でタレントの杉村太蔵氏(45)に…「太蔵君さ、国会議員の経験あるよね。どっち選ぶ?」と振ったところ杉村氏は「僕も(国会議員を)経験してますけど、岸さんが思うほどそんなにハードワークじゃない時もありますから」と答えスタジオに笑いとざわつきが起こった後すぐに…「ごめん、ごめん、ごめん」とごめんを3回繰り返して「冗談です!いや、国会議員は大変な仕事です!」と言い直しました。

杉村氏はMC石井氏から今回の参院選出馬の声が掛かっていないかを聞かれると杉村氏は「僕は絶対出ないですけど…声が掛かからないのもちょっと悲しい」と話しました。

17日の番組内では、備蓄米の放出にも関わらず高値止まりが続く米の価格の問題について、岸氏が政府や農林水産省の対応を批判したほか、杉村氏は米価の高止まりは需給のバランスを考えると現状は仕方ないのではなどと討論しました。


【 関西テレビ「ドっとコネクト」5月17日放送 】

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