整備費が313億円から488億円に膨らむ見通しの鹿児島県の新たな総合体育館を巡り、塩田知事は6月開会する県議会に、設計に関する予算議案を提出する方針を明らかにしました。

県が鹿児島市のドルフィンポート跡地で整備予定の新たな総合体育館を巡っては、設備工事費の高騰などから313億円とされていた整備費が488億円まで膨らむ見通しが示されています。

そのうち建設費は406億円と見込まれていますが、塩田知事は16日の定例会見で、建設費を出す根拠となる設計に関する予算議案を、6月開会する県議会で提出する方針を明らかにしました。

予算議案には事業者の選定や調査に関する費用も含まれる予定で、あわせて約9億円と見込まれていますが、詳細な金額については精査中ということです。

鹿児島県・塩田知事
「今後のさらなる議論を深めるためには、できるだけ早く設計費の計上をした上で設計をしていくことが必要ということで、6月議会に提案する方向で最終的に金額の精査を行っている」

県が3月に示したスケジュールによると、2025年10月に設計の入札公告が行われれば、新たな総合体育館の利用は2032年度の末頃から始まる予定です。

鹿児島テレビ
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