鳥取市の20代の女性が、SNSを通じて知り合った男から紹介された副業をめぐり、解約金や初期費用の名目であわせて49万円をだまし取られる詐欺の被害にあったことがわかりました。
詐欺の被害にあったのは、鳥取市に住む20代の女性です。
女性は、2025年4月にインスタグラムの広告で知った副業に就くため、通信アプリ「LINE」を通じて個人情報を登録、担当者を名乗る男に指示されるまま初期費用の名目であわせて49万円を相手の口座に振り込んだということです。
女性は、男から副業の紹介を受けるためには「初期費用が必要だ」と伝えられ、指示通りに消費者金融から資金を借り入れ支払っていました。
話を聞いた女性の交際相手が詐欺を疑い、警察に相談し被害が明らかになりました。
警察によると、女性は副業の紹介を受けた時に男から「電話を切れば解約金が10万円以上かかる」などと脅されたほか、個人情報を登録していたため不安に思い、男の指示に従って金を振り込んだということです。
警察は特殊詐欺事件として捜査するとともに、「簡単に稼げる」などとうたうネットの副業はいったん立ち止まり、詐欺を疑うよう注意を呼びかけています。