週末に行きたいお出かけ先の天気や季節の話題を気象予報士の堀元アナが深掘りする「お天気ほりもっと!」
16日は高岡を代表とする伏木曳山祭を中継です。
富山県高岡市の伏木地区に来ています。
16日からはけんか山で知られる高岡市の「伏木曳山祭」が始まりました。
江戸時代の終わり頃から続くこの祭り。
後ろにはまつりの主役の各町の山車が並んでいます。
山車の高さは約8メートル!
様々な装飾が施され、それぞれの町ごとに特徴があります。
例えば、山車の上の方にある「はこどめ」といわれる装飾、蝶や小判がのるものもあれば、漢字の「寿」がのる町もあります。
この伏木地区は、能登半島地震によって大きな被害を受けました。
去年は「復興」を祈る祭りとして、開催こそできたものの、道路の損傷や電柱が壊れるなどの影響で山車を動かすことができず、巡行に参加できなかった町もありました。
さて、伏木の曳山祭といえば、昼の練り歩きも美しいですが、夜にクライマックスを
迎えます。
華やかな山車が町を練り歩く、昼の曳山祭り。
まさに「動く美術品」です。
一方、夜になると、山車の飾りを外し、およそ360個の提灯を取り付けます。
曳山同士が激しくぶつかり合う、「かっちゃ」。
祭りのクライマックスです。
去年は液状化被害で、例年の会場が使用できず、無観客で開催されました。
それでも威勢の良い掛け声が港町に響き渡っていました。
16日夜7時からは曳山のライトアップが行われます。
夜からにわか雨の可能性が高いので降っていなくても傘があると安心です。
かっちゃは17日夜9時からの予定です。