埼玉・三郷市で14日、小学生4人がひき逃げされ重軽傷を負った事件で、逃げているのは中国籍の男2人とみられることが分かりました。
14日夕方、三郷市中央の交差点近くで、小学生約10人の列にSUVタイプの車が衝突し、小学6年生の男子児童4人が重軽傷を負いました。
車は現場から走り去ったあと、約2kmほど南の三郷市内にある会社の寮の駐車場で15日に見つかり、警察に押収されました。
会社の関係者によりますと、車を置いて逃げているのは中国籍の男2人で、2人は会社が外注した解体の仕事で3カ月ほど前まで働いていたということです。
警察によりますと、見つかった車の持ち主は外国籍の男性だということで、逃げた男らの行方を追っています。
現場から広瀬修一キャスターが最新情報をお伝えします。
車が見つかった場所ですが、いったん北東方向に逃げたとみられる車は、住宅街の中で見つかりました。
南に2kmほど逃走して、この場所で見つかったということです。
この住宅街の非常に狭い道路の一番奥まったところに何か引きずったような跡があります。
これが恐らく押収される際のレッカー移動の際にできた傷だと思われます。
この場所、左側には3階建ての建物があります。
これは解体業をしている会社の寮だということです。
住人に話を聞くと、5人が今暮らしているということです。
この会社の敷地内にある場所で、逃げたとされている車が押収されたということになっています。
──逃げた中国籍の男2人について今、どこまで分かってきている?
社長に話を聞くことができ、3カ月ほど前まで1年間にわたり仕事を一緒にしていた外注スタッフだったということです。社長は、ここには住んでいない2人組だと話しています。あくまでも社長の話ですが、別の場所から通ってきたというふうな話をしていました。仕事ぶりは非常にまじめで、トラブルもないような2人組だったということです。
社長は、警察にひき逃げ事故の車に乗っていたとみられる写真を見せられたと。その2人組が外注スタッフとして、ともに仕事をしていた2人ではないかと判断して、私たちの取材でそのような話をしてくださいました。
警察からは、なぜ逃げたのかという説明の中で、飲酒運転かあるいは免許証がないようなこともあったのではないかと社長は聞かされましたが、社長いわく、多分、運転免許証は持っているのではないかということは話していました。
この場所は、普段は車は止まっていない場所で、自転車を置くスペースになっているということで、社長自身はなぜここに車を止めに来たのかは分からないと話していますが、ただ今回のことに関しては、2人は早く自首してほしいと話しています。
──奥まった場所にあるため、場所を知らないと駐車に来ない場所ではある?
2人が以前にここに来たことがあるかどうかは分からないですが、仕事上、関係のある場所のため、以前来たことがあり、ここにどういう場所があるのか分かったうえで奥まった場所に来た可能性は考えられます。