広島県廿日市市の水産物加工会社・濱本水産(従業員12人)が事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことがわかりました。

帝国データバンクによりますと、濱本水産は5月15日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任しました。
濱本水産は1948年に創業、ナマコを中心にムール貝、アサリ、カキなどを扱っていました。

広島特産の「殻付きカキ」をいち早く販売したほか、「ムール貝」を自社養殖し「濱水の宮島ムール」として商品化するなどしていました。

一時は年間の売上高が約4億8000万円にのぼりましたが、競争激化や海水温上昇による収穫量減少などで2023年6月~24年5月の売上高は約1億4600万円にまで落ち込んでいました。

負債総額は2024年5月期末時点で約4億2000万円です。

テレビ新広島
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