『歴史にずきゅん。ひろしま棚さんぽ』です。
広島駅前のエールエールA館で20年ぶりの再会にずきゅん。
を感じます。

新しい広島駅ビルの開業にあわせて、施設の外だけでなく…館内でも変貌を遂げるエールエールA館。先月には地下1階のデパ地下がリニューアル工事を終えグランドオープンし、5階には大型スポーツ用品店が新たに出店。
さらに8階から10階は市立図書館が移転工事中でエールエールの館内で数々のずきゅん。を探しました。
そして今回、取材はついにフィナーレを迎えます。

【塚本恋乃葉さん・棚田徹さん】
「さあ遂に11階のレストラン街にやってました」
「やってきましたね」
「あ!なんか書いてありますね。日本で一番高層階にあるマクドナルド!」
「え、うそ!日本一ですか?ここ。11階?11階というのが日本の中で一番高い…ビルで」「すごい」

エールエールA館のレストラン街にあるマクドナルド広島駅前福屋店は11階に位置し、日本一高いフロアにある店舗なんです。
窓際の座席からは広島市街を見渡すことができる、まさに天空のマクドナルドです。
マスコットのドナルドはエレベーターを降りるとすぐのベンチで待っています。

【塚本恋乃葉さん・棚田徹さん】
「小さい頃から、よく学校帰りとか」
「おなじみだもんね。ちょっと一旦、座ってみたらいいじゃないですか。あ、ちょっと画になるね、悔しいけど。ちょっと会話してみたら?」
「え?『ポテト大好きだよ』」
「なんかそれ、心が入ってない」
「手本…心が入った手本を」
「ああ、心が入っているやつ」
「『どんなん、最近?いろいろあるわな。そりゃあな。頑張ろうよ』」
「あー、笑顔になっていますよ。口角が上がってきました」
「ちょっともう1回やってみんさい。あなた役者も目指すんでしょ?」
「そうなんです。レッスン受けてるですけどね…」
「受けてるんでしょ?レッスン」

将来は事務所の先輩、綾瀬はるかさんのようになりたいという恋乃葉さんの演技力は…

《もしもドナルドが幼なじみだったら…》

【塚本恋乃葉さん】
「久しぶり~。今、どこに住んどるん?あ、広島か。私、東京に行ったんだけど」

まだまだ綾瀬はるかは遠いようですね~。

【塚本恋乃葉さん・棚田さん】
「でも日本一がここにあるっていうのは、なんか嬉しいよな」
「うれしいです。いや、知らなかった。もっとなんか話題になってもいいのになあって」
「まあ、そうだよね」

さてみなさん、ふたりがエールエールA館を巡って、ずきゅん。
とするものをもう1つ探していたことを覚えていますか?それは入店前…

【塚本恋乃葉さん・棚田さん・天の声】
「お二人にミッションです!」
「またミッション!」
「エールエールA館で懐かしい人に出会いましょう!」

その探していた懐かしい人と、ついにこの後、対面します!

【塚本恋乃葉さん・棚田さん】
「これ、いるの?」
「探すしかないです、これはもう」
「はい、分かりました」
「棚田さ~ん」
「あ…」
「あの方じゃないですか?」
【うまいもん屋五エ門 蔵原春利 社長・塚本恋乃葉さん・棚田さん】
「いらっしゃーい」
「何してるんですか?蔵原さんじゃないですか」
「おはようございます」
「いやいやいやいや」
「めっちゃ嬉しい」
「全然変わってないですね」

今から23年前の2002年4月から2年間、五エ門の社長、蔵原さんは満点ママのコメンテーターとして棚田さんと共演していたんです。

【うまいもん屋五エ門 蔵原春利 社長・塚本恋乃葉さん・棚田さん】
「20年ぶりぐらいですよね。1回ゴルフ行ったか?」
「ゴルフ行きましたよ。そこで俺がベストスコア出してはぶてたよね」
「イヤ、はぶててないですよ、いらんこと言わんでいい。こんな感じですよ!『俺が意見してやるぜ、バン!バン!』みたいな。いや、嬉しいわー」
「嬉しい。僕も嬉しい」

当時3店だった五エ門はこの20年で8店に!時の流れを感じますねぇ。
せっかくなので五エ門自慢の料理を食べながら、積もる話に花を咲かせてもらいましょう。

【うまいもん屋五エ門 蔵原春利 社長・塚本恋乃葉さん・棚田さん】
「はい、お待たせしました。五エ門巻きです」
「巻き?」
「巻き!巻き!五エ門焼きじゃないよ。巻きよ」
「すごい。初めて見た形。私の知っているお好み焼きじゃない」
「だよね」
「巻き」

五エ門巻きは豚肉と卵で作った生地の上に、刻んだねぎにキムチ、焼きそばを入れて、それをぐるっと巻き上げます。
ソースを塗り、ゴマ、青のりをかければ完成です。
いやー、このビジュアル、たまりませんよね。

【うまいもん屋五エ門 蔵原春利 社長・塚本恋乃葉さん・棚田さん】
「これ、塚本恋乃葉ちゃん。え?知っとる?」
「実はね、ちょっと知っとる。カープ関係あるでしょ?」
「はい」
「あ!さすがだわ。俺、バリバリカープファンじゃけえね。お父さんが野球選手だというのは知っとる。カープの選手だったいうのはね」
「あと7回に歌ってます」
「あのビジョンに出るやつ?」
「はい」
「あ、そうなんじゃ。へー!」
「本当にカープファン?」
「いやいやいや」
「じゃあ、ちょっと食べていいですか?食べていいですか!恋乃葉ちゃん食べましょう」「はい」
「どう?ビジュアル的にいいじゃろ?これ。五エ門ファンは節分に五エ門巻き食うんじゃけえ」
「これを」
「あー!恵方巻きとして」
「これを代わりに食べるわけ…」
「そうそう、丸かじり…って出来んよね、熱くて」
「どこまで信じていいか全くわからんね」
「信じちゃった」

昔と変わらぬ、豪快な蔵原節は健在…ということで。
気を取り直して、五エ門巻きをいただきましょう!

【うまいもん屋五エ門 蔵原春利 社長・塚本恋乃葉さん・棚田さん】
「あ、パリパリですね。美味しい」
「いただきます。うーん、麺が美味しいですね」
「うまいね」
「国産小麦しか使ってないけえ」
「あ、国産ですか?」
「うん。こう、巻いてあるのいいじゃろ?」
「巻いてあるのいいね」
「豚肉もカリカリでおいしい」
「カリカリになるんだね」
「ずきゅん。ですね。できますか?指ハート。おー、ずきゅん」
「ずきゅん。です」
「え?どこが?」
「ここから見たら…(ハートマーク)」
「あ!分かった。こう?」
「そうよ!」
「ああ、なるほど」
「わかるでしょう」

「いや、それにしても懐かしいね、棚田さん。めっちゃ嬉しいよ」
「この勢い、勢いがめっちゃ懐かしい。全然変わってないよ、もう」
「あっ!圧迫感がある?」
「圧迫感はいいけど、勢いを感じますよ、勢いを」
「いやいや」
「あの頃はどうでした、振り返ったら?」
「あーもうイケイケだったよね」
「本当よね」
「本当に…まあでも飲食業界、大変ですよ」
「コロナの頃をよく乗り越えたですね」
「いや、ほんまね。まあ、なんとかかんとか、乗り越えたけど、そしたら今度はいきなり『給料上げえ!給料上げえ』世の中が言うでしょ」
「そうかー」
「やっぱりね、食材もめっちゃ上がったでしょ」
「上がった上がった」
「赤字よ、はっきり言ってね」
「ほんまにね~困ったもんですよね」
「いや、ほんま。昔はスキップしていたけど、今はこんなよ、こんな。はははは」
「そうは思えんけどな」
「まあ、それは冗談だけど」
「いや、冗談かい!」
「いやでも、大変は大変。ほんまに」
「こんな感じで20年前、満点ママでコメンテーターしてくださっていたんですよ。もう直球勝負ですよね?」
「楽しかったよ。朝眠かったけど、楽しかった!」
「眠かったんかい!」
「昔を振り返れて、ずきゅん。になりましたか?」
「会ったとたん、ずきゅん。でしたよ」
「おー!」
「山に行きょーるんじゃろ?」
「山行く。なんで?」
「歩きようるんでしょ?」
「歩きよる」
「俺も山登りよったんよ!」
「え、そうなんですか」
「登りよった。去年、登りよって、膝痛めてね」

【塚本恋乃葉さん】
「ずっと続きそうですね、この会話。どうしましょう。ここで進行の、進行役の出番ですよね。締めないといけない。じゃあ、棚田さん、最後に会えた感想を俳句にしてもらってもいいですか?」
【棚田さん】
「俳句?俳句…」

「じゃあ、感想一言」
「そんなに懐かしいものとか、古いものがあると思ってなかったけど、意外とものすごく変わっていて。そん中を歩いていたら、『変わっていないおじさん』が出てきたっていう…新旧が混ざっている、この混沌とした所がすっごく楽しいですよね。いや、新しいものに古いものが必要だよね、やっぱり。古いものがないと、新しいモノが無いでしょ」
「温故知新…」
「ほんと、そうですよね」

エールエールA館をめぐって、ここ数か月の変化と変わらない仲間との絆にずきゅん。
を感じて、今回の撮影は幕を下ろしたのでした。

テレビ新広島
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