対馬市の寺から盗まれ、韓国から13年ぶりに戻ってきた仏像の特別公開が、16日から始まりました。

ガラスケースに保管されているのは、長崎県の有形文化財「観世音菩薩坐像」です。

対馬市の対馬博物館で16日から仏像の特別公開が始まり、多くの来館者が訪れ、その姿を写真に収めていました。

仏像は2012年に対馬市の観音寺から盗まれた後、韓国に渡り、5月12日、約13年ぶりに寺に戻されました。

しかし、防犯上の理由から仏像は観音寺での安置ではなく、対馬博物館に保管されます。

対馬博物館 川辺真由美 学芸員
「この仏像はすごく穏やかで柔和な顔をしているので」
「ほっこりした気持ちになれる仏像だと思う」

特別公開は6月15日までで、この後は、2025年10月以降に再び、展示の予定です。

テレビ長崎
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