島根スサノオマジックのホームアリーナである松江市総合体育館を改修する松江市は、スサノオマジックの経営権を持つバンダイナムコグループから改修費用として総額30億円の寄付を受けたと発表しました。
これは松江市役所で15日午後、上定市長と島根スサノオマジックの経営権を持つバンダイナムコグループの関係者が共同で会見を開いて発表しました。
バンダイナムコグループは、企業版ふるさと納税の制度を活用し、松江市総合体育館の改修工事費用として総額30億円を寄付します。
これは設計と施工にかかる費用約33億2700万円の9割にあたります。
バンダイナムコエンターテインメント・宇田川南欧社長:
今後もファンの皆様に喜んでいただき、皆様と一緒に支援していきたい。これからも応援していただきたい。
改修工事は、2026年秋から始まるBリーグのトップカテゴリー「Bリーグプレミア」に参入する条件を満たすためのもので、5000席規模の観客席を確保するほか、新たにVIPルームやラウンジスペースなどが設けられます。
市はこれまで、バンダイナムコグループからの寄付があったことは明らかにしていましたが、寄付金額が公表されたのは初めてです。
これに伴い、上定市長からバンダイナムコエンターテインメントの宇田川社長に感謝状が贈られました。
松江市・上定市長:
島根スサノオマジックの応援をどんどんしていきたいし、応援することで街の活性化を図っていきたい。
改修工事は8月から始まり、来年9月に供用を開始する予定です。
この間、2025年秋に開幕する2025ー26シーズンの島根スサノオマジックの試合は、出雲市の県立浜山体育館「カミアリーナ」をメイン会場に開催することになっています。