鹿児島市議会の臨時議会が5月15日開かれ、桜島学校の新築工事に関連する議案などが原案通り可決されました。

小中一貫の義務教育学校・桜島学校を巡っては、資材費の高騰などによる2度の入札不調を経て4月、3回目の入札で契約が成立しました。

15日の臨時議会では、この契約に関連する議案が提案され、いずれも原案通り可決されました。

桜島学校の新校舎の利用開始は2027年4月を目指しています。

このほか15日は、市教育委員会の元職員への損害賠償などとして7960万円を計上する一般会計補正予算案も提案されました。

市教委によりますと、元職員は2020年7月、勤務中に脳出血を発症。

長時間労働が続いていたとして公務災害に認定され、現在も後遺症が残っています。

職員は約1億7620万円の損害賠償を求める訴えを鹿児島地方裁判所に起こし、現在は和解に向けた準備が進められているということです。

鹿児島市教育委員会・原之園哲哉教育長
「職員を増員して、担当業務の平準化やICTを活用した業務の見直しなどで、時間外勤務の縮減や効率化を図っていて、教育委員会全体として、職員が心身共に健康で安心して働ける職場環境づくりに取り組んでいる」

鹿児島テレビ
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