競馬界の第一線で活躍する武豊騎手です。これまでの通算成績は4577勝。トップジョッキーの地位を不動のものにしています。その武騎手のトークショーが鹿児島県曽於市の獣医学施設で開かれました。
ルーツが鹿児島という武騎手、トークショーでは獣医師をめざす若者に期待を寄せました。
このトークショーは曽於市にある南九州畜産獣医学拠点の開設1周年を記念して開かれました。
現在56歳の武豊騎手は1987年にデビュー。曾祖父が鹿児島出身で、鹿児島にもルーツを持ちます。今回は獣医学施設でのトークショーということもあり、騎手と獣医師とのエピソードが語られました。
武豊騎手
「獣医師とすれ違ってあいさつすると『けがを診た馬がレースで勝つとうれしい』と言っていた。僕らにとっては大きな力。こんな立派な施設で若者が獣医師の道に励んでいったらうれしい」
一方、これまで多くの勝利をあげてきた武騎手ですが、勝利のコツはいまだに分からないそう。
その上で、レースで負けた時にしたいことはというと…
武豊騎手
「馬に聞きたい。打ち合わせもしたいし、反省会もしたい。何がだめだったのか聞きたい。『なんで走らなかったの?』って」
会場には県の内外から700人を超えるファンが詰めかけ、武騎手のひと言ひと言に耳を傾けていました。
都城から
「なかなかこんな機会はないのでうれしかった。先週も本命にして、いい思いをさせてもらった」
霧島市から
「家族でファンです」
「将来の夢は畜産のほうで」
武豊騎手
「鹿児島産の馬に乗ったこともあるし、勝ったこともある。鹿児島も馬産が発展していってくれたらうれしい」