平日の午前中にもかかわらず人、人、人。
京都御所で15日に行われたのは、京都三大祭の1つ「葵祭」です。
京都市が26.7度の夏日となる中、総勢500人を超える大行列に。
15日は、2025年最多、全国508の地点で夏日を観測する中、「イット!」取材班は“ある異変”をキャッチしました。
人気観光地、湘南の「江の島」の海辺に集まった多くの人。
そのお目当てを聞くと、声をそろえて口にする「トンボロ」。これを求めてたくさんの人が集まったのです。
「トンボロ」とは、干潮の際に現れる陸地と島をつなぐ地形のこと。
春から夏の今の時期にかけて月に数回、幻の陸路が現れ、橋を使わず江の島に歩いて渡れるようになるのです。
15日は晴天に恵まれ、トンボロ日和となった神奈川・藤沢市。
潮位は午後0時22分に0cmになると予想されました。
果たして、トンボロはできたのか。
潮が引き、だんだんと海の道が見えてきました。
すると、まだ道できてないのにサンダルを脱いで渡り始める人が。
フライングも出る中、つながるのを待ち続ける人も。
しかし、潮の満ち引きは自然現象。
15日はトンボロは惜しくもできず、陸地と島はつながりませんでした。
ただ、午前11時と比べると潮位が下がっていることが分かります。
滋賀から来たという親子は強行突破。
父親がベビーカーを押して、子供と一緒に渡り切りました。
完全に潮が引けば陸続きになるトンボロ。
次に潮位が0cm以下となるのは、5月28日です。
15日の藤沢市は24.6度と夏日の一歩手前でしたが、青森・三戸町や岩手・岩泉町で30度を超え、東北で2025年初めての真夏日となりました。
一方、週末は梅雨のはしりとなる見込みで、西日本、東日本では大雨に注意が必要です。