OHKのカメラが収めた岡山・香川の懐かしの映像で、ふるさとの歴史を振り返ります。今回は1982年(昭和57年)5月15日に現在の岡山市北区で撮影された映像です。
1931年(昭和6年)12月、岡山県出身者として初めて首相に就任した犬養毅(号・木堂)。翌32年(昭和7年)5月15日に発生した「五・一五事件」で、「話せばわかる」の言葉を残し、海軍の青年将校らの凶弾に倒れました。
この日、犬養元首相が亡くなって50年になるのに合わせて、ふるさとの岡山市北区川入の墓前で法要が営まれました。墓碑を取り囲むように関係者や地元住民、小学生らが集まり、読経が流れる中、遺徳をしのび、献花などが行われました。
近くにある犬養木堂記念館では、5月15日には毎年「木堂祭」が行われていて、2025年も午前9時30分から記念講演などが行われます。また、地元町内会主催の「墓前祭」も行われ、木堂の生家近くの岡山市立吉備小学校からも児童代表の6年生2人が参列する予定です。東京の岡山県人会を中心に構成した「犬養木堂会」でも、都内で木堂をしのぶ会が開かれるということです。