今年1月、埼玉県八潮市で起きた大規模な道路の陥没事故を受け、国が調査の対象と定めた宮城県内の下水道管でも5月13日に調査が行われました。

13日深夜、調査が行われたのは岩沼市下野郷の「阿武隈川下流流域下水道」です。

作業員は硫化水素や酸素の量を確認した後、水位を下げた状態の下水道管の中に入り、およそ900メートルを調査しました。

作業員は腐食や劣化の状況を目視で確認し記録したということです。

この調査は埼玉県八潮市の道路の陥没事故を受け、国土交通省が全国で実施するよう県などに求めています。

調査する下水道管は直径が2メートル以上で、設置から30年以上が経過したもので、県内では12カ所が対象となっています。

県企業局中南部下水事務所 千葉隆史所長
「このような点検の実施、修繕・更新等を実施していくことで、管路の維持を図っていきたい」

調査結果は詳しい分析をしたうえで、今年7月末までに国に報告されます。

仙台放送
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