4連敗中の楽天イーグルスは5月13日、ロッテと対戦しました。去年9月に右ひじを手術した荘司康誠投手が今シーズン初勝利をかけ先発。試合も劇的な幕切れとなりました。
289日ぶりとなるホームのマウンドに上がった荘司。復帰登板となった前回は制球に苦しみ5回途中で降板。ファンの声援を力に今シーズン初勝利を狙います。
初回、先頭バッターを152キロのストレートで三球三振に仕留めると、2つの三振を奪う上々の立ち上がりを見せます。
打線はその裏ランナーを1人置き打席には辰己。今シーズン第一号となる2ランホームラン!荘司に先制点をプレゼントします。
しかし、荘司は1点を返され迎えた4回、連打と自らのエラーでノーアウト満塁のピンチを背負うと。犠牲フライで同点に追いつかれます。それでもその後は粘りのピッチングを見せ、最少失点で切り抜けた荘司。
すると4回、打席には平成生まれ初の2000本安打まで残り7本に迫る浅村。大記録まであと6本とするヒットでチャンスを拡大すると、続く小深田が3試合連続ヒットとなるタイムリー!楽天が勝ち越しに成功します。
援護をもらった荘司は続く5回、この日5個目の三振を奪うと、その後出塁を許しますが、後続をしっかりと抑え、勝利投手の権利を手にマウンドを降ります。
2番手は則本。ロッテの4番・ソトへの3球目でした。まさかの被弾…同点に追いつかれ、荘司の今シーズン初勝利はお預け。試合は振り出しに戻ります。
同点のまま迎えた9回ウラ。フォアボールとヒットで一打サヨナラのチャンスを作り打席には4月、サヨナラタイムリーを放っている代打・渡辺佳明。値千金のサヨナラ犠牲フライ!接戦を制した楽天が連敗を4でストップさせました。
渡辺佳明選手
「やってやろうと思いました。最高の結果でした」