焼津市に住む70代の女性が警察官などをかたる男の電話を受けて約2500万円をだまし取られていたことがわかりました。限度額まで出金を繰り返し現金を自宅前に置いたということです。
被害に遭ったのは焼津市内に住む70代の女性です。
警察によりますと2025年1月、女性の自宅に警察官や検事をかたる男から電話があり、「暴力団員の自宅にあなた名義の携帯電話と通帳があった」「事件の共犯者として浮上した」などと伝えられました。
さらに「あなたが関係がないことを証明する」「紙幣番号を調べるから毎日限度額まで出金してほしい」などと言われると、言葉を信じ込んで出金を繰り返しました。
そして4月29日、男の指示に従って自宅の玄関前に合わせて2480万円を置いたところ、現金は持ち去られていました。
5月13日になってやりとりを不審に思った女性が警察に相談し事件が発覚しました。
女性はひとり暮らしだということです。
警察は現金を預かるといった電話は詐欺だとして注意を呼び掛けています。