移動販売車の製作などを手がけてきた金沢市のシブヤコーポレーションが金沢地裁に破産申請する準備にはいった事がわかりました。負債総額は今のところ4億5300万円と見られています。

東京商工リサーチによりますと金沢市のシブヤコーポレーションは、1985年の設立当初は大手建設業者の下請けとして看板工事を手がけていましたが、2001年に兼業として手がけていた自動車販売業へと業態転換。現在の商号に変更しました。

AUTO・POINTの店舗名でランドクルーザー専門店として稼働後、2008年10月には軽自動車専門店Pi-vo河北店、11月にはPi-vo小松店をを相次いで開設。2011年頃からは地元食材の地産地消を目的とした商品開発と移動販売車での販路拡大に取り組んだことをきっかけに移動販売車の製作に参入しました。

2017年9月には売り上げが4億5000万円を超えるほどに成長しましたが、固定費負担が重く、小松店の事業縮小などもあって2019年9月期には売り上げは1億3000万円にまで落ち込み、債務超過に陥っていました。

コロナ禍ではキッチンカーの需要が高まり2022年9月期に3億5000万円にまで回復しましたが、2024年9月に白山工場を閉鎖。外注費負担が増したことで資金繰りが圧迫し、事業継続を断念したとみられます。

負債総額は2024年9月期時点で約4億5300万円ですが、変動する可能性があると言うことです。

石川テレビ
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