熊本市に住む男が脅迫などの罪に問われた裁判で、熊本地裁は13日警察の捜査に対し、一部違法性を認める判決を言い渡しました。

この裁判は、熊本市中央区に住む被告の男が妹に対して「殺しに行くから警察を
呼んでおけ」などと携帯電話でメッセージを送信し、覚醒剤を使用した罪に問われていたものです。
熊本地裁の賀嶋敦裁判官は12日の判決で、「警察が脅迫事件の『捜索差押許可状』をもとに被告の自宅で家宅捜索を行った際にリビングで発見したガラスパイプなどの薬物関連物品の写真を撮影したが、本来別の許可状が必要で、違法である」と指摘。
その一方で、「脅迫や覚醒剤使用の罪は認められる」として、被告の男に懲役1年6カ月の判決を言い渡しました。
熊本県警はTKUの取材に、「判決を把握できておらず、コメントは差し控える」と
しています。

テレビ熊本
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