「大阪・関西万博」の来場者数は、ゴールデンウイーク最終日の5月6日に大きく減少しましたが、その後回復しています。
5月10日には開幕からこれまでで3番目に多い、12万8918人が来場しました。
また12日に開かれた記者会見で、博覧会協会の石毛博行事務総長は、万博の来場者数が累計で300万人を超えたと発表しました。
■開幕から4週 週間来場者数は増加続ける
「大阪・関西万博」来場者数(関係者も含む)は以下のように推移しています。
※5月10日までの来場者数は、博覧会協会が発表した詳細な来場者数より
※5月11日の来場者数は博覧会協会が発表している「昨日の来場者数」より
【4月】
13日(日)14万6426人
14日(月)7万0488人
15日(火)6万3719人
16日(水)7万3869人
17日(木)8万2692人
18日(金)9万3908人
19日(土)10万8773人
20日(日)9万5524人
21日(月)9万9638人
22日(火)10万3729人
23日(水)9万9140人
24日(木)10万8888人
25日(金)11万0759人
26日(土)12万2102人
27日(日)10万2015人
28日(月)12万1282人
29日(火)9万7559人
30日(水)10万1397人
【5月】
1日(木)10万5945人
2日(金)10万4805人
3日(土)12万0696人
4日(日)13万6805人
5日(月)12万6371人
6日(火)7万6517人
7日(水)9万1688人
8日(木)10万5449人
9日(金)10万5782人
10日(土)12万8918人
11日(日)11万7000人
開幕の4月13日に、これまでで最多となる14万6426人が来場しました。
開幕後にいったん減少し、その後のゴールデンウイーク期間には上下はありましたが、おおむね“増加傾向”がみられました。
ゴールデンウイーク最終日の5月6日は前日と比べて約5万人来場者が少なくなり、急激な減少がありました。しかしその後回復し、金曜日と土曜日には前週の同じ曜日を上回る来場者数を記録しています。
週間の来場者数をみると、
・1週目63万9875人(1日平均9万1411人)
・2週目73万9780人(1日平均10万5683人)
・3週目75万3699人(1日平均10万7671人)
・4週目77万1530人(1日平均11万219人)
となっていて、週を追って増加を続けています。
■万博来場者は累計「300万人超」事務総長「順調に推移」
大阪・関西万博を運営する博覧会協会の石毛博行事務総長は、12日午後3時ごろから記者会見を開き、来場者数について「きのう(=11日)までで300万人を超え、順調に推移している」と発表しました。
【石毛博行事務総長】「累計入場者数は、5月10日時点のものになりますけれども、約290万人、うちAD証での入場者約49万人となっています。昨日5月11日の来場者数を含めればですね、すでに約300万人を超えている状況であります。順調に入場者は推移していると考えています」(※AD証…報道機関など関係者用の入場証)
また、会期中に想定している2820万人の目標達成について、「1日当たり15万人の来場が必要であるものの、現状では下回っている。達成の見通しは」と記者から質問され、次のように答えました。
【石毛博行事務総長】「万博への来場者の動きというのは、よく言われているのは前半期の1.5倍が後半期に入るというふうに言われています。そういうことから言っても、今の数字は、愛知万博のときの数字だとかを見ても、それなりのレベルになっているので、これからも改善をしていくつもりですので、もっと高い数字になってくるのではないかというふうに思っています」
【石毛博行事務総長】「2820万人というのは、事業をいろいろ準備を行っていく中で、そういう想定の数字ということで置いているのであるわけでありまして、それを目標に何とかっていうことではないので、そういう数字としてお考えいただければと思っております」
【石毛博行事務総長】「万博の目指すところとしてですね、来場された方ができるだけ高い満足度で、万博に参加した方ができるだけ高い満足度で置いていくというのも非常に重要な要素であるので、ただ単に数字だけを追求するというものでもないというふうにも考えています」
(関西テレビ 2025年5月12日)