山の恵み・山菜の話題です。山菜シーズンが到来し、秋田県横手市の道の駅ではワラビやタラの芽、それにタケノコなどが店頭に並び、旬の山菜を食べようと多くの人が買い求めていました。ことしは4月の雨の影響で気温が上がらず、例年より遅く旬を迎えています。

独特の香りが特徴のコシアブラに、山菜の王様ともいわれるタラの芽。

横手市山内の道の駅さんないには、旬を迎えた採れたての山菜が10種類ほど並んでいます。

山菜を並べに来た人は「いま採れたてです。天気が寒くて、ワラビにしても少し遅い感じ。天気が良くなってくるとどんどん伸びてくる。まだちょっと渋っている感じ」と話します。

道の駅さんないによりますと、ことしは4月に続いた雨の影響で気温が上がらず、山菜が店頭に出てくるのが例年よりも10日ほど遅いということです。

それでも山菜の種類は徐々に増えてきていて、12日も朝から採れたての山菜を買い求める人でにぎわっていました。

買い物客は「ワラビの季節は欠かさずに食べている。季節独特の味を楽しみたい」「おいしいので楽しみ。山ウドはニシンや肉を入れて煮付けにする。今が一番いろいろあっていい」と旬の味覚を楽しみにしている様子でした。

道の駅さんないの藤井博喜駅長は「山内地区の山菜は、冬の雪が多い分、雪の水を吸収して一気に育ち、非常にやわらかいのが特徴で、そこがおすすめするポイント。やわらかさと風味を感じてほしい」とPRします。

春の味覚・山菜は、種類を変えながら6月下旬まで楽しめそうです。

秋田テレビ
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