J1、J2のチームや47都道府県の代表など全88チームがトーナメントで競う天皇杯。
11日は鹿児島県予選決勝が行われ、J3の鹿児島ユナイテッドFCが鹿屋体育大学を4対1で下し、県代表に決まりました。
井上彩香アナウンサー
「時折強い風が吹く白波スタジアムです。スーパーシードの鹿児島ユナイテッドFCに対し、前年度王者の鹿屋体育大学がどんなサッカーで挑むのか、まもなくホイッスルです」
決勝から登場の紺のユニホーム鹿児島ユナイテッドFCと、白いユニホーム、鹿屋体育大学との決勝戦。
前半2分、いきなり試合が動きます。
鹿屋体大のゴールキーパーからのパスをユナイテッドの選手が奪い、こぼれたボールをンドカが冷静にシュート!
ユナイテッドが先制します。
その7分後、ユナイテッドは右サイドンドカがグラウンダーで川島にパス、ワンタッチのクロスにあわせのは武!
ユナイテッドが2対0とリードして前半を終えます。
追いつきたい鹿屋体育大学はエンドが変わった後半、細かくパスをつなぎゴールに迫るシーンが増えます。
そして後半22分。
鹿屋体育大学が1点を返します。
しかし28分、ユナイテッドはセットプレーからディフェンダー・谷田が頭であわせ、追加点。
さらにその3分後、左サイドの河村からのクロスに、中央で待っていたキャプテン稲葉が4点目をたたき込み、鹿屋体大を突き放します。
約2000人が見守った天皇杯・県予選決勝は、鹿児島ユナイテッドFCが貫禄を見せ4対1で勝利。
鹿児島県代表に決まりました。
ユナイテッドは5月25日、J2のFC今治と天皇杯1回戦を戦います。
鹿児島ユナイテッドFC・武星弥選手
「自分の中でも得点が出れば、ひとつ吹っ切れるものがあると思っていた。(今後も)ひたすらゴールという形にはこだわっていきたい」
鹿児島ユナイテッドFC・稲葉修土キャプテン
「若い選手たちを含めて、しっかり最低限のミッションを達成できたことは良かった。(リーグ戦含め)自分たちの嫌なことをしてくるチームが増えてきていて、その中で、この先どう戦っていくかというのが問われる段階に来ている。もう一回、目指す場所を確認しあいながらこの先進めて行ければいいなと思う」
またユナイテッドは5月17日、ホームで福島ユナイテッドFCとリーグ戦を戦います。