「旧統一教会に関与しない」と決議を行った福岡県北九州市に対し、教団が損害賠償を求めた裁判。
福岡高裁は12日の控訴審判決で教団の請求を棄却しました。
2022年、北九州市議会が「反社会的な旧統一教会に関与しないことを確認する決議」を全会一致で可決したことに対し、旧統一教会は名誉毀損や宗教ヘイトにあたるとして、市に対して1100万円の損害賠償を求めて提訴していました。
1審の福岡地裁は「名誉棄損による不法行為は成立しない」として請求を棄却し、教団側はこれを不服として控訴していました。
12日に開かれた控訴審判決で、福岡高裁の岡田健裁判長は「原判決は相当である」として請求を棄却しました。