「世界一貧しい大統領」として知られた南米ウルグアイのムヒカ元大統領が亡くなりました。89歳でした。

ホセ・ムヒカ元大統領は2010年から5年間、ウルグアイの第40代大統領を務めました。

大統領在任中、公邸には住まず、首都モンテビデオ郊外の質素な住宅で暮らしていました。

また、収入の大半を貧しい人たちに寄付したことから「世界一貧しい大統領」と呼ばれ、国民からは「ぺぺ」の愛称で親しまれました。

国際的な舞台の演説でも、現代の大量消費社会は「持続可能ではない」と問題点を指摘してきました。

退任後の2016年には初来日し、大学で若い学生たちを前に「本当の豊かさとは何か」について講演し、大きな反響を呼びました。

2024年から食道がんを患い闘病していましたが、ウルグアイのオルシ大統領は13日、自身のSNSにムヒカ元大統領が死去したと投稿し、「あなたが我々に与えてくれた全てのこと、また国民への深い愛に感謝します」と追悼の意を表しました。

89歳でした。

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