アメリカでは日本時間の12日が「母の日」ということで、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手もピンクをまとって打席に立ちました。
パパになって初めての母の日。その活躍を見ていきます。

1番・指名打者で先発した大谷選手。
日本時間12日は、2人の母に感謝のヒットを捧げました。

母・加代子さんへ向けては、航空会社の広告の中で「やっぱり、他の言葉が見つかりません。お母さん、ありがとう」と感謝の言葉を示していた大谷選手。

最近母になったばかりの妻・真美子さんへも、自身のインスタグラムに「Happy Mother's Day」のメッセージを添え感謝を表しました。

現地は「母の日」ということで、ピンクのバットで打席に立った大谷選手。
第1打席は変化球をひっかけてしまいファーストゴロ。
さらに第2打席は空振り三振と変化球に苦しみましたが、5回の第3打席、ようやく快音が響きました。チェンジアップを捉えセンターへとはじき返し、これで今シーズン最長となる9試合連続ヒットをマークしました。

このあと3塁まで進みチャンスを広げると、フリーマン選手がセンターへ大きな当たり。
この犠牲フライでメジャートップを独走する今シーズン44得点目を記録しました。

さらに続く第4打席は、ツーアウトながらランナー3塁とチャンスの場面。
甘く入った変化球を見逃しませんでした。ライト前へ鋭い打球を放ち、チームに貴重な追加点をもたらすタイムリーヒット。今シーズン13度目となるマルチヒットをマークしました。

このあと9回に迎えた第5打席、ボテボテの当たりとなりましたが1塁へ猛ダッシュ。
微妙なタイミングとなりましたが、先にベースを踏んだのは相手選手の方でした。

思わず苦笑いを浮かべた大谷選手でしたが、12日は2安打1打点の活躍で、打率も3割8厘に上昇。
敵地10連戦を勝利で締めくくりました。

一方、セントルイス・カージナルスのヌートバー選手は、バットもグラブもスパイクも全身ピンクの“母の日コーデ”。

メジャーの公式SNSにも母・久美子さんとの懐かしい写真が紹介されましたが、この日の足元を見てみると「久美ちゃん」の文字が。

そんな大好きな母・久美ちゃんに捧げる豪快な一発がいきなり飛び出しました。

今シーズン第6号となる先頭打者ホームラン。
母への感謝をしっかり形にし、メジャーの舞台で大きく羽ばたいています。

三宅正治キャスター:
結局10連戦は6勝4敗と勝ち越しとなりました。やっぱり土曜日の試合がすごかったですね、大谷選手が試合を決めた第12号決勝スリーランホームラン。“極みポイント”は、確信歩きというのはよくありましたが“確信バンザイ”。これがファンの間で“あのポーズ”に似ていると急上昇したんです。

激しい乱打戦となった日本時間10日、シーソーゲームに終止符を打ったのは9回表、大谷選手のひと振りでした。

打った瞬間に確信のバンザイポーズ。
ライトスタンドに飛び込む第12号の決勝ホームランとなりました。

そして、バットフリップからの“確信バンザイ”ポーズ。
これが、日本の球史に残る名シーンに似ているとホームランの直後からSNSに投稿が相次いだんです。

さかのぼること48年、1977年9月3日、場所は後楽園球場。
この日、この場所で“世界の王”が誕生しました。

王貞治さん(当時37)が放った打球は満員のライトスタンドへ。
これが当時、世界新記録となる756号ホームラン。
打った瞬間に確信のバンザイポーズをしたと。

昭和と令和、世代を超えた2人のスーパースターが見せた同じポーズに多くの野球ファンがその姿を重ね合わせたということです。

そして、ドジャースはリーグ1位に再浮上しました。
大谷選手、ベッツ選手、フリーマン選手の“MVPトリオ”も5月に入って絶好調。
12日も3人だけでヒット9本、ホームラン2本、8得点中6得点を挙げています。

フジテレビ
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報道スポーツ部
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