CO2削減の全国モデルとなる「脱炭素先行地域」に、愛媛県内で初めて今治市が選定されたことが9日に発表されました。国際的にも知名度が高いしまなみ海道や今治タオルを軸に脱炭素化を目指します。
「脱炭素先行地域」は、政府が2050年までの温室効果ガス排出の実質ゼロを掲げるなか、2030年までに先行して脱炭素化に取り組む自治体をモデル地域に選定し、最大50億円を交付する制度です。
今治市は「脱炭素先行地域」に愛媛県内で初めて選定。脱炭素化の対象になるのは、世界的にも知名度の高いサイクリングの聖地・しまなみ海道の沿線やタオル産業です。
しまなみ海道の沿線では家庭や事業所、レンタサイクルの拠点などに太陽光発電などの再生可能エネルギーを導入したり、今治タオルの糸を染めた際の廃水を活用しバイオガス発電などを進めたりしていく計画です。
今回の選定を受け今治市の徳永繁樹市長は、しまなみ海道と今治タオルのさらなるブランド価値向上に期待を寄せました。
徳永繁樹今治市長:
「しまなみ海道、今治タオルという地域固有の資源に『脱炭素』という新たな価値を加えることで、今治市ならではの地方創生を実現し、今治という地域を未来へ織りなし紡いでいきたい」
「脱炭素先行地域」は、これまで今治市を含めて全国で40道府県・88件が選定されています。
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