福井銀行は9日、グループ全体の2025年3月期の決算を発表しました。2期連続の増収増益で、純利益は9期ぶりに70億円を超えました。福邦銀行を子会社して以来の最高益です。
福井銀行の2025年3月期の連結決算は▼売り上げにあたる経常収益が前期比16.1%増の643億円▼経常利益が54.9%増の87億円▼純利益が92.7%増の71億6000万円でした。
純利益が70億円を超えるのは9期ぶりで、2021年に福邦銀行を子会社して以来、最高益となりました。
近年力を入れているコンサルティング業が好調で、貸出金が増加したことに加え、政策金利上昇に伴い貸出金利息が増加したことなどが純利益を大幅に押し上げました。
2026年度もコンサルティング業を強化しさらなる収益の増加を計画していますが、2026年5月に控える福邦銀行との経営統合に伴い、システムや業務共通化の費用に36億円を見込んでいるため、純利益は45億円に減少する見込みです。