資源エネルギー庁は今年3月に実施した柏崎刈羽原発再稼働に関する新潟県民の意識調査の結果を公表。再稼働に関する意見が割れる結果となっています。
柏崎刈羽原発の再稼働に関して、資源エネルギー庁が今年3月に15歳~89歳の県民576人を対象に実施したアンケート調査。
公表された結果では、「再稼働すべきでない」が22.7%で、18.2%の「再稼働すべき」を上回っています。
その一方で、安全対策の強化など「条件付きで容認」と回答した人が最も多く、半数近くが「賛成」または「条件付きで容認」と回答。
また、原発が立地する柏崎市と刈羽村ほど賛成の割合が高くなり、原発から30km圏外になると反対の回答が増える傾向にあります。
この調査結果を受け、花角知事は「何が不安なのかを探ることが重要だと改めて感じた」と話しました。
【花角知事】
「一様じゃない。条件付きの考えの人がかなりいるということだろうなと思う」
県民の多様な意識を把握するため、県も今後、独自の意識調査を実施する方向で検討を進めています。