日本を一周しているマルタ船籍の豪華客船が富山新港に初めて入港しました。

9日に富山新港に初めて入港したのは、全長181メートルのマルタ船籍の小型クルーズ船「アザマラ・パシュート」です。

669人の乗客が乗っていて、今月3日から16日間の日程で、函館や金沢、韓国・釜山など、日本周辺の港を巡っています。

*リポート
「客室数は355室で、船内にはレストランやバー、プールなどもあるということです」

9日朝は入港を記念した式典が開かれ、射水市の夏野元志市長が、「富山の魅力、射水の魅力を味わってもらいたい」と歓迎しました。

クルーズ船からは船長など3人が出席し、夏野市長から三郎丸蒸留所のウイスキーなどが記念品として贈られました。

今回は南砺市の五箇山や井波地区、富山市の八尾地区などを巡る6つの6つのオプションツアーが用意されていて、乗客はそれぞれ富山の文化や自然を楽しみます。

県内では、今年に入ってから大型クルーズ船の寄港が相次いでいて、先月は伏木富山港に「ノールダム」が入港しています。

今回は小型船による富山新港への寄港でしたが、県の担当者によりますと、現在は3万トン級の船まで受け入れが可能で、今後は5万トン級の船を受け入れられるよう整備を進めているということです。

「アザマラ・パシュート」は、このあと午後8時に次の寄港地である金沢港に向けて出港する予定です。

富山テレビ
富山テレビ

富山の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。