伊豆半島で起きたマグニチュード6.9の地震から5月9日で51年となり、静岡県南伊豆町で遺族が犠牲者を悼みました。
1974年5月9日に発生した伊豆半島沖地震では南伊豆町で大規模な土砂崩れが発生し、30人が命を落としました。
慰霊祭は関係者の高齢化を考慮して2024年で終了となりましたが、2025年も慰霊碑の前に遺族や住民が集まり、地震が起きた午前8時33分に黙とうをささげました。
母と甥が犠牲となった藤田三代子さん(70):
(慰霊は)自分たちが歩けて元気はうちは絶対に来ますね。母に何も恩返しできなかったのでさみしいです
町は地震の教訓を後世に伝えながら避難路の整備など備えを進めていく方針です。