JFEホールディングスは鉄鋼材の需要の低下などを受け、西日本製鉄所福山地区の高炉1基の稼働を完全に休止すると発表しました。

完全休止するのはJFEスチール西日本製鉄所福山地区の第4高炉です。


国内外の需要低下に加え、トランプ政権の追加関税の発動や中国の過剰生産などを背景に販売環境が回復する見通しが立たないと判断し、2027年度に完全休止するということです。

JFEスチールはすでに倉敷地区の高炉1基も今月中旬を目途に一時休止することを発表していて、2027年度には生産能力を500万トン減らしスリム化を図る考えです。

福山地区第4高炉ではおよそ330人が働いていますが、雇用は地区内で配置転換して継続する方針です。

JFEホールディングスは「今後も国内外の需要を見ながらどのような生産体制が適切かを検討したい」としています。

テレビ新広島
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