宮城県が主導する4病院再編構想について、県は東北労災病院の富谷市への移転を断念しました。
県、富谷市、東北労災病院を運営する労働者健康安全機構は、5月9日午前11時から4病院の再編構想をめぐり協議を行いました。
県が主導する4病院再編構想では、青葉区の東北労災病院と名取市の県立精神医療センターを併設し、富谷市に移転する計画でしたが、去年11月、県が医療センターの移転を断念したことから、東北労災病院の動向に注目が集まっていました。
労働者健康安全機構 大西洋英理事長
「東北労災病院の移転に伴う建設工事や医療機器の整備に必要とされる多額の資金を確保することは困難である。東北労災病院の富谷市移転を断念する」
これに対し村井知事は…。
宮城県 村井知事
「苦渋の決断であるなら受け入れざるを得ない」
県と富谷市は病院の公募を含めて今後の対応を検討しています。