匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」のベトナム人らによる大麻栽培事件で、このグループがSNSで、「大麻を栽培すると簡単にもうかる」という趣旨で勧誘を繰り返していたことがわかりました。
福山市の住宅で大麻を所持していた疑いでけさ送検されたベトナム国籍の会社役員・グェン・ヴィ・フォン容疑者(41)は、販売目的で大麻草を栽培していた「トクリュウ」の指示役とみられています。
グェン容疑者は「大麻があることは知らなかった」と容疑を否認しています。
警察はこの事件で大麻およそ2400グラムを押収していて、県内4カ所で大麻の栽培を計画していたとみられています。
これまでに警察はこの事件に関与したとして、グェン容疑者を含め26歳から41歳までのベトナム国籍の9人を逮捕しています。
9人は知人同士やSNSを通じてつながり、「大麻を栽培すると簡単にもうかる」という趣旨で勧誘を繰り返していたことが新たにわかりました。
警察は9人のほかにも事件に関わった人物が複数いるとみて捜査を進めています。