3年前、福山市で男の子が水路に転落して死亡した事故を受け、転落事故を防ぐための対策会議が開かれました。
2022年11月、福山市緑町で当時4歳の男の子が植え込みの隙間から水路に転落し、死亡しました。
事故を受けて、市は水路やため池への転落を防ぐ基本方針を策定して、危険な箇所に柵を設置するなどの対策を進めています。
8日、開かれた会議では市が昨年度、注意喚起の看板を計画より多く設置したことなどを報告しました。
一方で、高齢者の転落が多く、昨年度は2人の高齢者が死亡したことを明らかにしました。
委員は「前の年から転落件数の減少がみられない」と指摘し、事故の発生箇所を分析することを提案しました。
【岡山大学・橋本成仁教授】
「科学的に考えてみて、どのタイミングで事故が起こっているからどういうことを皆さんに伝えるべきなのかということも含めて検討することが必要かなと思っております」
市は委員から出た意見も取り入れながら、事故防止に取り組んでいく方針です。