大阪・関西万博を視察中の愛子さまは、勤務先の赤十字のパビリオンを訪問されました。
8日昼ごろ大阪入りした天皇皇后両陛下の長女、愛子さまは、午後5時ごろ、日本赤十字社が運営するパビリオンに到着し、日赤の社長らの出迎えを受けられました。
このパビリオンでは、「人間を救うのは、人間だ」をコンセプトに、赤十字が災害現場や紛争地域で取り組む人道支援について紹介しています。
日本赤十字社で働く愛子さまは、世界中の人々のかけがえのない日常や紛争や災害により突然奪われた厳しい現実、助けを必要とする人のために活動する看護師や隊員などの思いを編集した動画の上映に、時折うなずきながらじっと見入られていました。
両陛下も4月の開会式出席後にこのパビリオンを視察していて、愛子さまは見学した人たちが記した感想が映し出されるパネルも見学し、「改めて赤十字の任務の重要性と崇高さを感じました」「世界中の赤十字の方々が立ち向かっている姿がよく分かる展示でした」と述べられたということです。
これに先立ち、愛子さまは、エネルギーの未来を考える「電力館」にも足を運ばれました。
愛子さまは、実際に卵形のデバイスを持って、実用化されていない核融合発電のアトラクションを体験し、最初は「これで合っていますか?」と確認されていたということです。
徐々にコツをつかみ、原子核が融合して卵が光ると喜び、「電気の需要が伸びている中、電気の重要性について学びました」と述べられたということです。
初日の日程を終えた愛子さまは、9日にシンガポール館などを視察されます。