刑務所から出所してまもなく空き巣に入ろうとした疑いで、86歳の男が逮捕されました。
無職の村田実容疑者(86)は4月、東京・大田区のアパートの一室に侵入し、金品を盗もうとした疑いがもたれています。
警視庁によりますと、村田容疑者は4月に服役を終えて出所したばかりで、住人の男性に見つかった際に「刑務所から出たばかりで足が悪くて仕事が見つからない」と話し、犯行を見逃してもらったということです。
その後、通報を受け、警視庁が捜査していたところ、都内で発生した連続空き巣事件で浮上した村田容疑者を、容疑者の顔の特徴などを記憶して探す「見当たり捜査」で発見したということです。
村田容疑者は「泥棒をするためだった」と容疑を認めているほか、「出所した日のうちに競馬で20万円使ってしまい、翌日から窃盗を始めた」などと供述しているということです。