動物も「衣替え」するシーズンとなりましたが、来週は気温がぐんと上がる予報となっています。最高気温が30度以上の真夏日となる可能性もあるということです。光岡香洋気象予報士の解説です。

(光岡香洋気象予報士)
「先週の予報よりもこの先、高温傾向となってきそうです。5月8日に発表されました気象庁の向こう1ヵ月(5月10日から6月9日まで)の平均気温となっています。九州から北海道にかけて「赤」平年よりも「高い」予想となっています。

 そして、来週の中頃ぐらいからは早期天候情報も発表されました。14日ごろから約5日間は、この時期としてはかなり高温となる恐れがあります。熱中症のほか、農作物の管理にも注意となっていきそうです。

 では、ここ最近の上空の冷たい空気と暖かい空気の流れ、見ていきたいと思います。ちょうど日本列島の北側は、上空には冷たい空気、そして南側には暖かい空気があり、数日の周期的に入れ替わる傾向でした。その影響が偏西風ですが、偏西風の流れがちょうど今、日本列島あたりにあるんですね。偏西風よりも北では冷たい空気、そして南では暖かい空気となっています。ただ、来週の後半になりますと、偏西風が高気圧に押し上げられて、広く北上していきそうなんです。北海道よりも北を通る予想となっています。

 では再び上空の空気、見ていきたいと思います。広く、オレンジ(25度超え)や赤(真夏日も)の気温となっていきそうです。北海道、そして東北でも25度を超えていくでしょう。岡山県など中国地方、そして香川県など四国地方では赤色。30度を超える真夏日となる恐れもあります。

 詳しく岡山市の最高気温で見ていきたいと思います。来週の12日(月曜日)は24度とだいたい平年ぐらいなんですが、その先は一気に気温が上がっていきそうです。連日28度前後と予想、となっています。特に19日以降は29度という日も出てきそうです。まだ少し先の予報ですのでブレ幅はありますが、最も高くなれば、30度を超える日が連日続く恐れもあります。

 まだ暑さに慣れていない時期ではありますので、この時期からしっかりと熱中症対策するようにしてください。特に屋外の作業やスポーツをする際は、水分補給も忘れないようにしてください。また、空気も少し入れ替わってきます。カラッとした空気から、だんだんと19日ぐらいからは、じめじめとした蒸し暑さも出てくるでしょう」

岡山放送
岡山放送

岡山・香川の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。