県内にあふれる「もったいない食材」を加工して食品ロスを減らそうと、高校生が開発した商品の販売会が長崎市で行われました。
「使ったあとは、ふりかけにもできるだしパックいかがですか」
「甘い、さっぱり、無添加、高島トマトのドレッシング~」
県庁1階のエントランスで販売されたのは、普段は廃棄されることが多い、もったいない食材を活用した商品です。
開発、販売したのは長崎北高の生徒50人で、地域の課題解決や魅力発信を目指す、探究授業の一環で取り組みました。
こちらの高島トマトのドレッシングには、美味しいトマトを育てるため、普段まびいて廃棄するトマトを使いました。
KTN記者
「いただきます。トマトの酸味とうま味がぎゅっと濃縮されています。まさか捨てられるトマトとは思えないほどのおいしさ」「これから暑くなってくるときにぴったりのドレッシングです」
山下美心さん(3年)
「高島トマトは高島で作っていて、作れる量が少なくていつも捨てられるものを活用して農家に貢献できたら」
このほか、駆除したイノシシ肉を使った味噌や、放置竹林の整備で切った竹を炭にして練り込んだクッキーなど、あわせて7商品を開発しました。
御厨郁乃さん(3年)
「実際見たら、食べれるようなものでも廃棄されるということだったので」「もったいないの活動で環境にもいいし、長崎の地域活性化にもつながるので、初めて身をもって長崎に貢献できたと実感できた」
開発した商品は、みさき駅さんわなど、県内一部の直売所や道の駅で購入できるということです。