高校生に独自の視点で旬のニュースを伝えてもらる「週刊高校生ニュース」
きょうは崇徳高校新聞部の柚川さんにお願いします。

【崇徳高校3年・柚川さん】
私が今回お伝えするのは「イマドキ高校生の探究学習」です。
私の通う崇徳高校でも2022年度から本格導入された生徒が主体的に課題に取り組む授業で教科や科目の枠を超えていま活発化しているんです。

【加藤キャスター】
その「総合的な探究の時間」という授業ですが「変化の激しい社会に対応できる探究的な見方・考え方を養う」などを目的に週に1回行われていて生徒それぞれが自ら課題や問いを立て、情報を収集・分析、発信する、そうした思考の過程を学ぶ教科だということです。

柚川さん、今回行ったアンケートでは32人中26人が将来「役に立つ」と期待し熱心に取り組んでいるんですね?

【柚川さん】
私も自分で問いを見つけて主体性で取り組めることに良さを感じています。
私は2年生の時に「相手にうまく伝えるための表現力向上」について探究したんですが本当に枠にとらわれずさまざまなテーマで探究することができます。

【加藤キャスター】
柚川さん、表現力の向上はどのような答えが見えてきましたか?

【柚川さん】
内容だけにこだわりすぎないアイコンタクトやジェスチャーも大切だと分かりました

【加藤キャスター】
こちらにもありますが生徒の方々の探究テーマは「CMマーケティングがどういう効果をもたらすか」や「ギャンブルの危険性」、「K-POPを中年層に広めるには」、「SDGs」に関連したテーマなど本当に幅広いですね。

【柚川さん】
そうですね。
実は私たち新聞部は先日探究の全国コンクールに出場したのですが全国大会に出る高校生たちのプレゼンを聞いて本当に多くの刺激を受けました。

【加藤キャスター】
こちらですね。
新聞部のみなさんは「カクナキセカイの実現に崇徳高校新聞部の挑戦」と題して代々引き継がれてきた平和関連取材と成果をどのように世の中に還元するかをプレゼンされたということです。
ただ、その他の高校の発表を見てみますと例えば最高賞を受賞した長崎の高校生は将来的なアオリイカの養殖をテーマに発表していて、そこから派生して海の環境を調べたり、養殖にとって悪影響となる魚をカマボコにして商品化するなど実践を伴った発表がされていたということでいろいろな高校生の取り組みに刺激もあったんじゃないですか?

【柚川さん】
全国の舞台にたってその探究力や行動力に驚かされましたし考えなければいけない問題はたくさんあるということに改めて気づかされました。

テレビ新広島
テレビ新広島

広島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。