福島県湯川村では、ドローンを使い田んぼに種もみを撒く実証事業が行われた。

湯川村で行われたこの実証事業は、農家の高齢化や担い手不足などの課題解決につなげようと福島県が2024年から進めている。
実証事業では、農業用のドローンを使い2メートル程の高さから田んぼにコシヒカリの種もみを散布。田植機と比較した場合、10アールあたり15分から30分程度の時間短縮につながるが、苗の生育にばらつきが生じやすく、収穫量や品質が安定しないといった課題もある。

福島県会津農林事務所会津坂下農業普及所の武藤伝所長は「一般の栽培に比べて、少し課題があるという所もありましたので、今回色々な取り組みを行って、より安定した技術にしていきたい」と話した。

福島県は、衛星画像から生育のばらつきを分析し、適切に肥料を散布する方法も今年から取り入れる予定で、収穫量や品質の安定化につなげたいとしている。

福島テレビ
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