福島県内で、4月28日~5月4日までの1週間に報告された「百日ぜき」の患者数は23人で、全数報告が始まった2018年1月以来、過去最多となった。
このうち郡山市が16人と県内では最も多い。今年1年間の患者数は県内で累計79人。
百日ぜきは、百日咳菌によって引き起こされる、けいれん性の激しいせきを伴う病気で、特に乳幼児は重症化に注意が必要。
県は大型連休が終わり学校などが始まることで流行が拡大する可能性があるとして、手洗いやマスクの着用など、基本的な感染症対策を心がけるよう呼びかけている。
また、伝染性紅斑(りんご病)の流行も続いていて、患者数は一医療機関あたり2.89人(4月28日~5月4日)と、17週連続で警報レベルとなっている。